マタイ福音書 6章13節 試みと悪からの救い
2024年2月3日
(内容)
- 私たちを試みに遭わせず、悪い者から救ってください。
(黙想)
- 「悪い者」とあるが、普段祈っている主の祈りは、「悪」である。悪い者では、意味内容が限定されてしまうのではないか。しかし「悪い者」とすることにより、悪魔、サタンなどの神に敵対する霊的な力を意識することができる。
- 罪へと誘う誘惑の力が私たちに働くことは事実であり、聖書は悪しき霊的力のことを悪魔とか、サタンとか呼んでいる。使徒パウロは、罪を擬人的に語り、私たちを支配し、私たちを奴隷にすると語る。
- これらの悪しき力が私たちに働きかける時、私たちは試練に出会う。神の力に頼ることが大切となる。また聖なる者へと成長し、悪しき力に対する抵抗力を高めることも大事である。
- ここではイエスは祈るように命じる。試練には直面しないように。罪を犯すように働きかける悪から救ってくださいと。
- 主の祈りを日々祈る時、習慣で祈ってしまいがちであるが、意味を考えながら祈ることが大切だ。
(聖書に聞く)
☆神が私たちに求める生き方
- <勧め>この祈りを心を込めて祈ること。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神さま、主の祈りが大切な祈りであると知ります。能登半島地震のように人生を左右するようなことが起きます。とんでもない試練で、どうしていいか分からなくなります。試練に遭わせないでくださいとの祈りは、切実な祈りだと思います。それゆえ、厳しい試練に遭っている人たちのために祈ります。
- また私たちを罪へと誘うことがしばしば起きます。それゆえ、この祈りが私たちに必要な祈りです。
- 今、平凡で穏やかな日々を過ごせることは感謝ですが、段々とそれが当たり前に思えてきます。穏やかな一日を過ごせることに深く感謝したいと思います。そして主の祈りを祈る。
☆与えられた導き
- 能登半島地震の被災者を覚えて祈り続ける。
- 一日の終わりに深く感謝する。