マタイ福音書 6章10節 御国が来ますように

2023年12月14日

(内容)

  • 「御国を来たらせたまえ」との祈り。

(黙想)

  • なぜ、この祈りをイエスは教えたのか。イエスは「天の国は近づいた」と語って宣教を始められた。神の御支配が近づいたと語り、悔い改めることを訴えた。神の御支配の中を生きるように語った。6章では、神の国と神の義を求めよとも語った。
  • 信仰に生きるとは、神の御支配があると信じ、神の導きを求め、神の御支配の中に生きることである。現実の世界は悪魔が支配し、罪が支配しているので、神の御支配は、目に見える形で現れるとは限らない。信仰とは、悪の勢力との戦いでもある。そして最終的に御国が到来し、神の御支配が完成する。神の国が実現する。
  • 神は世界を創造し、人間を創造された。人間の歴史は、神と人間の交わりの歴史である。神は人間との交わりを求められた。神は人間を愛し、人間から愛されることを求められた。
  • そして人間は神を愛する。罪が支配する世界の中で神を愛して生きる。神の栄光のために信仰者は生きる。そして神の御支配の完成する時を待望する。
  • キリスト者は、神の国の完成を目指して生きる。その到来を祈って生きる。
  • 今もこの世界では争いが起きている。戦争が行われ、人命が失われていく。神の御支配とは縁遠い世界の現実がある。神の御支配なんて、妄想に思えることもある。
  • イエス・キリストは、人間の罪のために死なれた。教会が福音を宣べ伝えるのは、キリストの平和がこの世界に満ちることを目指している。人が神を愛し、隣人を愛するなら、平和が近づいてくる。
  • 神の国の到来を待ち望みつつ、霊の戦いをする、それがキリスト者の歩み。
  • 神の御支配が自分の上にあることは確かだ。神の御支配の中を自分が生きてきたことも確かだ。世界の中の自分。自分が生きる世界。自分は神の御支配の中を生きていると信じることが大切。少なくとも自分は罪の支配から出て、恵みの支配の中を生きている。
  • 世界の現実を見る時、御国の到来を願う。そして自分は、神の御支配の中を生きることができるように願う。今、神からするようにと召されていることを行おう。福音を語り、神の恵みを伝えることが大切。神の御支配のあることを信じぬく。そして自分の果たすべきことを果たしていく。そして御国の完成を目指し、これを祈り求めていく。そのような信仰者として歩もう。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • <御子>神の国が来ますように祈りなさいと教える方
☆神が私たちに求める生き方
  • <勧め>神の国が来ますようにと祈ること。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、主は御国が来ますようにと教えられました。祈りのノートにこの項目を付け加えます。キリスト者として、神の御支配があることを信じます。そして自分に与えられた務めを行います。そして神の国の完成を待ち望んで歩みます。
  • 世界の現実は、神の御支配を否定するような現実が満ちています。罪が支配しています。悪魔の支配が満ちています。自己中心的な権力者が好き勝手なことをしています。それでもなおあなたの御支配があると信じます。あなたの思いは、わたしたちの思いよりはるかに高いことを信じます。謙遜に歩ませてください。
  • 許されるなら説教する機会を与えてください。またブログで発信を続けていくことができるように導いてください。明後日の説教の準備を導いてください。主の御名により祈ります。
☆与えられた導き
  • 御国が来ますように、祈りのノートに書いて祈る。
  • ブログの発信への導きを祈り続ける