マタイ福音書 6章10節 御心が行われるように
2023年12月26日
(内容)
- 神の御心が天で行われるように地でも行われるようにとの祈り。
(黙想)
- 神は天におられ、人間は地にいる。私たちは地において、神の御心が行われることを祈る。
- 天において御心が行われるとはどういうことだろうか。神は天におられる。天においては、神の御支配が行き渡っているので、神の御心が行われるということか。地は、人間が生きており、神は人間に自由を与えておられるので、神の御心が実現するとは限らない。神に逆らって人間が生きれば、御心は行われない。御心は踏みにじられることとなる。
- 人間が神のみ心に従って生きることをイエスは願い、このように祈ることを教えているのか。こんな聖句がある。
テモテ一2:4
神は、すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられます。
- 神は救い主を世に送ったのだから、すべての人が救われることは神の御心である。ここでは、すべての人が救われて真理を知ることが神の御心である。神の御心をこれ一つに限定することはできない。これは確かなそして重要な神の御心である。
- 神の御心が行われるようにと祈るわけだが、ただ神の御心では漠然としている。どのような御心が行われるように祈ったらよいのかという問いもある。
- この世界を見て、自分の生きている周囲を見て、どのような御心が行われることを祈ったらよいのか。
- 誰が御心を行うのだろうか。他者が御心を行うことを祈ることも大切だが、自分が神の御心を行うことができるようにという祈りも必要となるだろう。少なくとも自分の場合は、具体的にこのような神の御心を行おうとの意思表明が必要となる。
- 神は私たちに執り成しの祈りを求めているかも知れない。
(聖書に聞く)
☆神が私たちに求める生き方
- <勧め>御心が行われるようにと祈ること。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神、主の祈りを思いめぐらしました。ウクライナとガザにおいて、戦争が行われ、人命が失われていきます。一日も早い戦争の終結を祈ります。
- しかし戦争を行う者たちは自分の意志を通そうとして、戦っています。人命が失われるのは仕方のないこととして戦争を行うのは、あなたの御心ではないと信じます。戦争を行う者たちが直ちに戦争をやめることを願います。でもあなたは人間に自由を与えているので、権力者たちの心を無理矢理変えて、戦争を終わらせることはなさいませんね。
- しかし、戦争が一日も早く終わることを祈り願います。戦争終結とは一番遠いことかもしれませんが、福音が宣べ伝えられ、人々が罪を悔い改めない限り、そして神と隣人を愛するようにならない限り、平和が到来しないことも確かだと思います。福音宣教が盛んになることも祈り願います。
- それにしても人間世界の現実はひどいと感じます。どうしたら人々が平和のうちに幸せに生きることができるのでしょうか。
- このようなひどい現実に落胆するのではなく、世界の平和と福音宣教が世界を変えることができるように今日も祈ります。
☆与えられた導き
- 戦争の終結、平和のために祈る。
- 福音が世界のどの地域にも宣べ伝えられるように祈る。