ローマ 5章15節 恵みの賜物

2023年3月31日

(内容)

  • 恵みの賜物は、多くの人に豊かに注がれる。

(黙想)

  • ここからパウロは、アダムとイエス・キリストがもたらすものを比較する。
  • アダムにあって人は罪を犯し、その結果人は皆死ぬ者となった。アダムがもたらすものは死であり、神の怒りである。喜びも希望も平和もない。
  • しかしイエス・キリストによってもたらされる恵みの賜物は罪とは比較にならないという。罪がもたらすのは死と神の怒り。恵みの賜物は、人に命をもたらす。罪は人に死をもたらし、恵みの賜物は命をもたらす。罪と恵みの賜物は、比較にならない。
  • 神の恵みとイエス・キリストの恵みの賜物は、多くの人に豊かに注がれるとある。パウロは神の恵みとイエス・キリストの恵みの賜物が、とんでもないほどすばらしいものであると語っている。
  • 神の恵み。パウロは5章6~8節で神の恵み、神の愛を語った。神はキリストをこの世に送り、キリストは不信心な者のために死んだ。キリストは罪人である私たちのために死んでくださった。このキリストを信じる時、私たちは義とされる。ここに私たちの救いが示される。神は御子を惜しまずに死に渡された。そこに神の愛が示され、神の恵みが示された。しかも恵みを受ける者は、その恵みに値しない者、不信心な者、罪人である。
  • この恵みはどれほど大きなものなのか。どれほど深い恵みなのか。そして恵みの賜物は、どれほど豊かなものなのか。ある讃美歌(at the cross)は、驚くべき憐れみ、見たことも聞いたこともない恵み、計り知れない愛と歌う。
  • 果たして僕は、そのような感動を味わっているのかと考える。この神の恵みによって僕は救われた。感謝している。この恵みを伝える務めを神から与えられた。これもうれしい恵み。もっともっと神の恵みについて思いめぐらしたいと思う。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • <御父>キリストによって私たちを救う愛を示された方。恵みの神。
☆神が私たちに求める生き方
  • <教え>私たちは恵みの賜物を豊かに注がれている。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、今日も聖書を思いめぐらすことができ感謝します。今日はあなたの恵みをあらためて思わされました。そしてどれほど驚きをもって受けとめているのかと思いました。そしてもっともっと驚きたいと思いました。そのためにはどうしたらよいのでしょうか。キリストの十字架に驚いた人の言葉を味わいたいと思いました。第一に味わうべきは、パウロの言葉です。そして讃美歌作者たちの言葉です。
  • 今日は、パウロの言葉をチェックし、味わうべき聖句を拾い出します。チャールス・ウエスレーとアイザック・ワッツの讃美歌を訳してみたいと思いました。少しでもあなたの愛の大きさ、豊かさ、深さに驚くことができるように導いてください。
☆与えられた導き
  • パウロの言葉を拾い出す。
  • 讃美歌を訳す。