マタイ福音書 28章1~10節 神の大いなる力を信じる

2021年4月12日

(内容)

  • 週の初めの日マグダラのマリアともうひとりのマリアが墓に行った。そこで彼女たちは天使から、イエスが復活したとの知らせを聞いた。墓からの帰り道、イエスと出会い、弟子たちへの伝言を受け取った。

(黙想)

  • 天使が告げた言葉、「あの方は死者の中から復活された」は女性たちを驚かせたのではないか。そして聖書を読むわたしたちこそ何よりも驚く。イエスは死者の中から復活された。復活というようなことはイエスの復活以外に実際に起きたことはないのである。病気の癒やしのような奇跡なら、私たちの周囲でも起こりうるかも知れない。しかし死者の復活はほとんど、いや絶対に起こりえないことである。
  • 死者が復活した、これは衝撃的なことである。私たちはこの知らせを受けとめる。愚かなこととして聞き流すことはしない。神の偉大な力がイエスを死者の中から復活させたのである。エフェソの信徒への手紙を思い出す。

1:19 また、わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように。
1:20 神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、
1:21 すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。

  • 神の大いなる偉大な力によってイエスは死者の中から復活された。イエスを復活させた神の力は神の力は大いなる力である。その神の力は私たち信仰者に対して働き絶大な働きをなさるという。そして神はイエスを今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれた。イエスの復活はこのような視野の広がりを持つ。
  • そして我々は、このような広がりをなかなか持つことができない。自分の考えによって、ここからはあり得ない、信じられないと線を引く。それをやめよう。聖書の語ることを受け入れよう。そして聖書の語ることを受け入れられない自分とは何かを考えよう。
  • 神はイエスを死者の中から復活させた。これは尋常の出来事ではない。神の大いなる力をたたえずして、「イエスは復活された」と復活を語ることは許されないのではないか。物事の上辺だけしか見ない者になってはいけない。神の大いなる力をたたえよう。そしてこの大いなる力が私たちに働きかけることも信じよう。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • <御子>御子イエスは死者の中から復活された。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、あなたは御子イエスを死者の中から復活させました。死者が復活するなんて、聞いたことも見たこともありません。世の人はイエス様の復活を信じようとはしないでしょう。私は信じます。そしてイエス様を死者の中から復活させたあなたの大いなる力を信じます。それゆえ、あなたをたたえます。そして死者の中から主イエスを復活させたあなたの力は私たちにも働きかけることを信じます。これを信じなければ復活を信じるというのは上辺だけの信仰になってしまいますね。
  • あらためて私たちはあなたの力を小さくしてしまっていることを思います。自分が信じることのできる範囲にあなたの力を小さくしてしまいます。これは悔い改めなければなりませんね。神さま、私を赦し、あなたの大いなる力を信じさせてください。目を開き、あなたの大いなる力を見ることができるようにしてください。
  • 今日は、讃美歌の復活の項目から、あなたのみ力を賛美する歌を見つけて賛美します。
☆与えられた導き
  • 神さまの大いなる力を賛美する。讃美歌150番。