ヨハネ福音書 3章1~8節

2019年6月10日

(内容)

  • イエスのもとに来たニコデモに対して、イエスは「人は、新たに生まれなければ神の国を見ることができない、だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国を入ることはできない」と話された。

(黙想)

  • ニコデモは何を求めてイエスのもとに行ったのか。その理由は語られていない。
  • イエスはニコデモに、人が新たに生まれることを語っている。それは水と霊とによって生まれることである。水そのものは人を生まれ変わらせることはない。人を生まれ変わらせるのは霊である。ヨハネ福音書はこの後、人はイエスによって生きることが繰り返し語られる。新しく生まれることについてはこの段落でしか語られていない。
  • 1章でイエスを信じる人は、神によって生まれるとある。人が新しく生まれるのは神の業である。人の努力の結果ではない。人は霊の働きによって新しく生まれる。ただそれは自覚できるとは限らない。風の吹く音は聞くことができても風がどこからどこへ行くのかはわからない。音によって風が吹いていることは分かる。霊から生まれることは分からなくても、霊から生まれているのは確かなのである。風の場合、音というしるしがある。新しく生まれることについてのしるしはどうなのか。それは語られていない。
  • さらにイエスは「あなたがたは新たに生まれなければならない」とあなたに言ったことに驚いてはならない、と語られた。新たに生まれなければならないと言われても驚くなとイエスは言われた。
  • イエスを信じ、私たちは神によって新しく生まれる。霊によって新しく生まれる。水に言及されているのは洗礼が想定されている。私たちは洗礼を受け、聖霊の働きによって新しく生まれるのである。
  • 「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた」(コリント二5:17)。
  • 「あなたがたは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです」(ペトロ一1:23)。
  • ヨハネ福音書は、人はイエスによって生きることが語られる。さらに聖霊(真理の霊)は信じる者に真理をことごとく悟らせる。(ヨハネ16:13)。イエスを信じる者は、新しく生まれ、真理によって生きるようになる。
  • イエスを信じる私たちのアイデンティティーは、「新しく生まれた者」「水と霊によって生まれた者」である。そしてイエスによって生きる者である。イエスは言が肉となられた存在。それゆえ、私たちは、新しく生まれた者として、イエスによって、つまり神の言葉によって生きる。私たちが神の言葉によって歩むなら、それは私たちが新しく生まれたことのしるしでもある。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • (御父、聖霊)神は、あるいは聖霊は、私たちを新しく生まれさせる方である。
  • (御子)7節。わたしたちに「あなたがたは新たに生まれねばならない」と言われる方。
☆神が私たちに求める生き方
  • (教え)新しく生まれなければ、神の国を見ることも神の国に入ることもできない。新しく生まれれば、神の国を見ることができ、神の国に入ることができる。
  • (警告)イエスが新しく生まれなければならないといっても驚いてはならない。
  • (模範)1節。ニコデモが何を求めてイエスのもとに行ったのかは書かれていない。何か求めることがあってイエスのもとに行った。イエスのもとへ行き、イエスから言葉をいただいた。求めるものがあれば、イエスのもとへ行くこと。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、イエス様を信じる私は、新しく生まれた者であることを信じます。新しく生まれた者、それが私のアイデンティティーであると信じます。私は罪を犯しますが、私のアイデンティティーは「罪人」ではなく、「神の子」であると信じます。私を造りかえてくださったことを感謝し、神さまをほめたたえます。
  • 自分が新しくされた存在であること、これは神さまをたたえる十分な理由であることを心に留めたいと思います。新たに生まれる、救いの第一歩です。神さまの救いがこの身に実現していることをわきまえ、神さまをたたえます。
  • 天の父、ニコデモがなぜイエスのもとに行ったのか、は書かれていません。でもイエスは彼の求めを見抜き、「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」と語られたのではないでしょうか。私たちは様々な願いをもって神さまに近づき、祈りますが、神さまは、近づく私たちに語られるのではないでしょうか。あれやこれや祈って、祈りはこれでおしまい、と言うことではなく、私たちの祈りに対する神さまの応答に聞くことも大切ですね。
  • 神さまの応答は、聖霊の導きとして、何かを思い出させてくださったり、何かの思いが与えられたり、私たちが聖書を読み思いめぐらすときに与えられると信じます。私も今ひとつの願いがありますので、この願いをイエスのもとにもって行きたいと思います。
☆与えられた導き
  • 新しく生まれた事を感謝し神をたたえる。
  • 願いをもってイエスのもとに行き、イエス様に話す。