ネヘミヤ記 2章

2018年2月16日

(内容)

  • ネヘミヤはエルサレムの町の再建の志しを神から与えられました。そればかりではなく、エルサレムまで旅をするための通行証、城壁を再建するための資材(木材)の提供をペルシャ王から受けました。この背後には神の働きがありました(8節)。さらにエルサレムには、城壁再建のために労力をささげる人々がいました。神さまはエルサレムの町の再建に必要なものを備えられ、ネヘミヤに再建を行わせます。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • (御父)12節。再建の志をネヘミヤに与えました。神さまは私たちに志を与える方です。
  • (御父)8節。神さまは御心を行わせるとき、必要なものを備えてくださる方。
☆神が私たちに求める生き方
  • (模範)20節。ネヘミヤはエルサレム再建に反対する人に対して、「天にいます神御自ら、私たちにこの工事を成功させてくださる」と反論しました。神さまが導き、再建を実現させてくださるとの信頼、確信は模範です。

(黙想)

  • ネヘミヤはエルサレムの荒廃を憂い、神に祈りました。ネヘミヤはエルサレムの町の再建の志を与えられました(12節)。この志は思いがけず与えられたというより、ネヘミヤ自身願ったことだと思います。同時に、その願いは神さまが与えたものと言えます。「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです」(フィリピ2:13)。神さまが志を与えたということ、それはその志を行う者を神さまが援護するということ、支え導くことを意味します。
  • ペルシャ王がネヘミヤにエルサレムの城壁再建に必要な木材の提供を約束したことは驚くべき事です。ネヘミヤは王の家来でした。その家来のために、しかも自分が支配している町の再建のために多大な量の木材を提供するとは、信じられません。しかし神さまの働きがあったとネヘミヤは理解しています。
  • ヘブライ人の手紙の祝福の祈りを思い出します。「御心に適うことをイエス・キリストによってわたしたちにしてくださり、御心を行うために、すべての良いものをあなたがたに備えてくださるように」。
  • エルサレムの町の再建というみ心をネヘミヤに実行させるために、必要なものを神は備えてくださっています。そしてネヘミヤは、再建に向けて動きます。
  • 私たちが、それぞれに目指す再建あるいは回復も、それが神さまのみ心であるなら、神さまは、み心にかなうことをしてくださり、必要なすべてのよいものを備えてくださると信じます。
  • ネヘミヤを見て、僕は力強く伝道する教会の姿を思い描きます。教会が本来の姿へ変えられていくことを願います。1章6節で、ネヘミヤは昼も夜も祈ったとあります。僕も教会の前進のために祈り続けようと思います。神さまが私たちに志を与え、何事かをなさしめようとするとき、それを成就するために必要なことを神さまはしてくださり、必要なものを備えてくださると神さまに信頼することができます。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、あなたはネヘミヤの心にエルサレムの町を再建したいとの願いを起こされました。そしてそれを実現に至らせようと願われました。あなたはネヘミヤの願いに応え、エルサレムまでの旅の通行証と城壁再建に必要な木材の確保を現実のものとしました。ペルシャ王はネヘミヤに対して、破格な好意を示しました。そこには神さまのお働きがありました。ネヘミヤは再建の業が神さまから出たことを確信し、必ず実現することを信じると告白しました。
  • あなたは御子イエス・キリストをこの世に遣わし、人類を罪から救うべく、御業をなさいました。そして福音は全世界に宣べ伝えられ、今もなお教会は福音宣教に取り組んでいます。
  • 私がこれまで仕えてきた教会だけでなく、多くの教会において集う信仰者は高齢化しています。教会は弱まりの中にあります。教会が新たに力を得て伝道に励むことができるようにと願います。あなたはネヘミヤに対して、再建に必要なものを備えられました。そしてネヘミヤを用いて、再建というあなたのみ心を行われます。
  • 私はインターネットに新しいサイトを公開し、小さな歩みを始めました。この小さな歩みがどうなるのか分かりませんが、ネヘミヤが昼も夜も祈り続けたように、私もまた教会が新たに力を得て伝道の実りを得るに至るよう、祈り続けます。
  • 24日に説教奉仕があります。伝道開始の記念日の礼拝だということで「友だちを連れてきたくなる教会」と題して説教を行う予定にしています。この説教は、あなたに備えられた一つの機会です。教会が新しくなるために必要なことを聖書に聞き、それを伝える機会です。このような機会を与えてくださり、あなたが私のためにも備えてくださっていることを知り、感謝し、あなたを讃えます。
  • 今日は散歩をしながら、教会の前進のために、24日の説教奉仕のために祈ります。
(与えられた導き)
  • ・散歩しながら祈る。