ヘブライ人への手紙 13章1~6節

2018年2月8日

(内容)

旅人をもてなすこと、獄に捕らわれている人、虐待されている人を思いやること、結婚を重んじること、金銭に執着せず、今持っている者で満足すること、神についての告白が書かれている。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • (御父)5節。「私は決してあなたから離れず、あなたを置き去りにしない」と約束される方。
☆神が求める私たちの生き方
  • (模範)6節。「主はわたしの助け手、わたしは恐れない。人はわたしに何ができるであろう」との告白を私もしよう。
  • (勧め)
    旅人をもてなすこと
    獄に捕らわれている人
    結婚を重んじること
    金銭に執着せず、今持っている者で満足すること

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父、あなたは「わたしは決してあなたから離れない」とおっしゃってくださいます。「決して」という言葉は強い響きを持ちます。この手紙の読者は厳しい状況に置かれているので、このあなたの言葉は励ましとなります。
  • 自分の死をいかに受容していくかを考えるとき、このあなたの言葉は励ましとなります。私はあなたを信じる者です。<あなたを信じる者>というアイデンティティーに立つことを喜びとします。たとい私が死に臨むとき、「あなたは決して私から離れない」との御言葉を自分に語り、あなたの御国を思います。たとい悪魔が疑いや恐れを持ってきたとしても、「悪魔よ退け、主は私の助け手、私は恐れない」と告白します。
  • ヘブル書を通して励ましの言葉をいただきました。「しかし、わたしたちは、ひるんで滅びる者ではなく、信仰によって命を確保する者です」(10:39)も励ましの言葉となりました。私は信仰によって命を確保する者です。私は安心して死ねるようになったのではないかと思います。
  • 以前のディボーション(1/24)で信仰によって死を受容するようになった経緯を文章化するとの適用を与えられましたが、今日文章化に取り組みます。今朝の導きを感謝します。
☆与えられた導き
  • 文章を書く

死の恐怖からの解放のプロセスについて

 

「ところで、子らは血と肉を備えているので、イエスもまた同様に、これらのものを備えられました。それは、死をつかさどる者、つまり悪魔を御自分の死によって滅ぼし、 2:15 死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった者たちを解放なさるためでした」(ヘブライ人への手紙2章14~15節)。

STEP-1 聖書の教え
  • イエス・キリストを信じる者は永遠の命を得ると聖書が約束している。主イエスを信じる自分は、永遠の命を与えられていると信じることができる。
STEP-2 何が本当か
  • 死んだら無になるとか、死んだらおしまいとか人は言う。自分でもそう思い、死を恐れるようになる。しかし聖書は、信じる者は永遠の命を得ると書いている。どちらが本当なのか。どちらが真理なのか。聖書の語ことを真理とすることにした。人間の経験、常識が「死んだらおしまい」「死んだら無になる」と語りかけても、それは真実ではない。聖書つまり神の言葉が告げることこそ、真理であるとする立場に立つこととした。
STEP-3 生きている間に実現しない神の約束を信じた人がいる!
  • 信仰は神の約束を信じることである。主イエスを信じる者は永遠の命を得る、これは神の約束である。神の国に迎えられるとの約束が与えられている。この約束は、自分が生きている間には実現しない神の約束である。
  • 自分が生きている間には実現しない神の約束を信じた人が聖書に登場する。創世記に登場するアブラハムで、彼は信仰の父とも呼ばれている。彼は、自分の子孫が大いなる民になるとの神の約束を与えられた。それを信じ、そこから彼の人生が変わった。彼は、自分が生きている間には実現しない神の約束を信じ、その約束の実現を頼みとして生きた人物である。
  • そして私たちクリスチャンも、自分が生きている間には実現しない神の約束を信じて生きる者とされている。自分が生きている間には実現しない約束を信じるなんて、愚かに思える。しかし、神の約束である。
STEP-4 主イエスの死
  • なぜ死が恐ろしいのか。自分が死に、自分がこの世界から見捨てられると考えるとき、死の恐怖が来る。自分が孤立、独りぽっちになることが恐ろしいのである。絶対的な孤独。そしてそれは、神から切り離されていることの恐ろしさにつながる。神に見捨てられる、それが人間の滅びであり、死の恐怖の真の原因である。地獄とは、神のいない世界のことである。
  • 主イエスは、十字架の上で神に見捨てられて死んだ。「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになるのですか」と叫んで亡くなった。死の恐怖を主イエスは味わったのである。何が死の恐怖なのかを知って、それを味わわれたのである。主イエスは、私たちより先に、死の恐怖を経験し味わい、亡くなられたのである。死という試練を主イエスは、味わっておられるのである。主イエスは、私より先に、死の恐怖を味わっておられる!私に従ってきなさいとおっしゃっておられるかのよう。
STEP-5 個人的約束
  • 聖書には、神の約束が沢山書かれている。旧約聖書に登場する人物には、神から直接約束を与えられて人々がいる。神から個人的に約束を与えられている人がいる。その約束は、その人だけに与えられた約束であり、神は真実な方で、その約束を実現されていることを聖書から知ることができる。
  • 永遠の命の約束、神の国に迎えてくださるとの神の約束は、私に対する個人的な約束でもある。神様が私に約束してくださった約束なのである。

 

☆死の恐怖からの解放は、教えを信じることによって与えられるのではない。教えは頭には届くが心には届かない。神さまの導き、聖霊の導きが、教えを心に届かせる。御言葉と聖霊のお働きにより与えられる。信仰は神の賜物。