ルカ福音書 10章1~12節

2018年6月29日

(内容)

  • イエス様は72人の弟子を任命してご自分が行くつもりの町や村に派遣しました。派遣するに際しての注意が書かれています。

(聖書に聞く)

  • (御子)2節。御子イエス様は、「収穫は多いが働き手は少ない」との認識を持っておられる方。
  • イエス様が現代の日本を見るなら、イエス様はこの認識をお持ちになるだろう。色々な働き手がいると思う。教会において福音を宣べ伝える者。人数が少ない教会で、牧師を招くことができない教会もある。個別の教会においても老齢化に伴い、奉仕者・働き手が減少しているのではないだろうか。
  • (御子)2節。「働き手を送ってくださるように収穫の主に願いなさい」と命じる方。
  • 「収穫の主」とは誰か。父なる神と言えるし、イエス様ご自身と言える。牧師として教会に遣わされ時、就任式が行われる。その時、この派遣は、主の召しによると信じるかと問われる。「信じます」と告白し、牧師としての務めが始まる。このような実態を踏まえれば、収穫の主は、イエス様ご自身と考えてもよいと思う。
  • 私たちが信じる主は、「働き手を送ってくださるように」と祈ることを命じられるお方である。
  • (御子)3節。イエス様は働き手を遣わす方である。
  • (御子)5節。遣わされてどこかの家に入ったら「この家に平和があるように」と言いなさいと命じられる方。祈りであるが、祝福の宣言でもある。
  • 教会に遣わされた者は、その教会に平和があるように祈り続けるべきことを教えられる。
☆神が求める私たちの生き方
  • (命令)2節。働き手を送ってくださるように祈ること。
  • 働き手の不足を嘆くのではなく、祈ることが大切だ。
  • 年をとった教会員が何もできなくなりましたと語るとき、牧師は「祈りの奉仕があります」とよく語る。それは確かであるが、具体的に「働き手を送ってください、と祈りましょう」と勧めるのがよいのではないか。イエス様もそう命じておられることを伝えて。
  • 老いて引退した元牧師もまた主イエスから「働き手を送ってくださるよう」に祈るように命じられている。
  • (教え)6節。遣わされた先に「平和があるように」と祈ることが命じられている。
  • (教え)10節。イエス様から遣わされた者を歓迎しない町があることを知らされる。その場合、町の広場で「神の国が近づいたことを知れ」と言い残すようイエス様は命じられている。
  • 私たちは巡回伝道者ではないので、このような態度を取る必要はないと思う。もともと私たちは異教の地に遣わされている。福音を拒否する地に遣わされている。忍耐強く福音を宣べ伝えることが求められる。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神、イエス様は、収穫のために働き手を送ってくださるように命じられました。これは日本にも当てはまります。この国に福音を宣べ伝える人がもっと起こされて欲しいです。牧師だけでなく、教会のさまざまな働きに仕える人が起こされて欲しいです。高齢化のために働き手が少なくなっています。
  • イエス様が祈るように命じておられることを受けとめます。あなたから召しを受け、神学校に行く人を増やしてください。諸教会で高齢化のために退く働き手がいる中で、新しい働き手をあなたが起こしてくださるようにしてください。礼拝の中で司式者が祈りますが、働き手を求める祈りは、毎週献げられる価値のある祈りですね。
  • 私は今、無牧の教会の礼拝に月二回奉仕しています。新しい牧師が遣わされるように祈り、教会員が一つとなって教会の働きを支えるようにと祈っています。なおそこに平和があるようにと祈りたいと思いました。後任の牧者が遣わされるかどうか、不安があるかもしれません。牧師の数は少なくなりつつあります。神さまから来る平和を祈ります。
  • 誰よりもイエス様が収穫を願っておられることを覚えます。このイエス様のみこころを覚え、働き手が送られるよう祈り続けます。
☆与えられた導き
  • 神学校に入学する者が増えるように、教会の中に教会の働きを担う働き手が起こされるように、牧師のいない教会に牧師が遣わされるように祈る。
  • 説教奉仕をしている教会に平和があるように祈る。
  • 「働き手を求める祈り」は何もできないと語る老信徒にもできることを伝え、祈るように励ます。
  • 以上のことを、今度説教奉仕をするとき、礼拝の祈りも担当するので、祈ることにする。