ローマ 5章1~3節 神との間の平和

2023年1月25日

(内容)

  • 信仰によって義とされた人は、神との間に平和を得ており、さらに神の栄光にあずかる希望を誇りにしている。

(黙想)

  • 信仰によって義とされた人は、信仰によって今の恵みに導き入れられているとある。神との間に平和を得ていること、神の栄光にあずかる希望を誇りとすること、さらには苦難をも誇りにすることができる。これらが恵みの中に入れられている具体的なしるしである。
  • この恵みの中心は、神の栄光にあずかることにある。これには二つの意味があると理解する。一つは神の栄光を見ること、言い換えると神の素晴らしさを知り神をたたえること、今ひとつはキリスト者としての自分の再生を体験すること。キリスト者としての再生は、神の似姿を回復することで、アダムが罪を犯したとき、人はこの似姿を失った。この似姿の回復は、キリストに似た者となると言い換えることができる。
  • 今やキリストにあって、キリスト者は神の救いの恵みを知り、神の愛を知る。神を賛美する。そしてキリストの似姿を回復できることを何よりも喜び、苦難さえ誇ることができる。なぜならキリストは苦難を味わい、十字架で死を遂げられた。苦難を味わうことは、このキリストに似ることであり、光栄なことである。それゆえ、苦難をキリスト者は誇りとする。
  • 罪に支配されていた者がこの恵みの中に導き入れられるのは聖霊の働きと言わなければならない。
  • 「今の恵み」とは何か。罪を赦され、義とされ神との間に平和を得ていること。神と和解させていただき、神との交わりの中に生きることができること、キリストに似る者を目指して生きることができるようになったこと、何よりも神の愛を知ること。とすれば僕は信仰によって、この恵みに導き入れられていると思う。
  • あらためて、神の栄光にあずかる希望を誇りにしているとのパウロの言葉に目を留める。僕もこの希望を誇りにしたい。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • <御父>主イエスを信じる者を義とし、信じる者と和解し、信じる者との間に平和の関係を結んでくださる方。
☆神が私たちに求める生き方
  • <教え>キリスト者は、神の栄光にあずかる希望を誇りとする。
  • <教え>キリスト者は、今の恵みに導き入れられている。その結果、苦難さえ誇るものとされている。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神、今日も聖書を味わうことができ感謝です。聖書の味わい深さ、内容の豊かさに驚きます。私にとって聖書を理解しようと思ったとき、説教を作ろうとします。そうすると曖昧な点がはっきりしてきます。頭で理解するのとそれを人に伝えることは違います。人に伝えることができるとき、本当に理解できたと考えます。それでこの箇所の説教を作ってみたいと思います。導いてください。
☆与えられた導き
  • この箇所で説教を作る