ネヘミヤ 13章
2018年3月5日
(内容)
- ネヘミヤの行った改革が紹介されています。その行った改革の記述の後には、ネヘミヤの祈り(14、22、31節)が書かれています。
- ネヘミヤが行ったのは、トビヤに関わること(4~9節)、神殿が見捨てられたことに関わること(10~14節)、安息日に関すること(15~22節)、異邦人との結婚に関すること(23~31節)。
(黙想)
14節の祈りは、
わたしの神よ、それゆえわたしを心に留め、神殿とその務めのために示した私の真心を消し去らないでください。
22節の祈り
わたしの神よ、このことについてもわたしを心に留め、あなたの大いなる慈しみによってわたしを憐れんでください。
31節の祈り
わたしの神よ、わたしに心を留め、お恵みください。
- ネヘミヤは改革を行いました。改革が行えたのは、彼の地位、彼の権力があったからです。その改革は制度的な改革であり、上からの改革であり、人々の心・信仰を新しくするものとは言いがたいものでした。人々には神の民としての意識はあったでしょうが、その信仰を刷新することはなかったと思います。
- ネヘミヤは敬虔な信仰者です。彼は改革を行いました。自分にできる最善を尽くしました。でも彼の頑張りに過ぎないのではないか、と思います。彼の祈りに、私は彼の孤独感を感じます。そしてネヘミヤの祈りに共感する自分がいます。引退牧師もまた孤独です。
(神の導き)
☆祈り
- ネヘミヤは大胆に改革を行いました。でもその改革は制度に関わるような改革で、人々は信仰からそれを守り続けるとは思えません。時の流れの中で、段々を崩れていくような気がします。そしてネヘミヤの祈りに私は、彼の孤独を感じました。
- この歴史の中で神の民を形成することは神さまのご計画です。キリスト以前は、神の民としてのイスラエルが神の民として生きることがあなたの計画でした。そしてキリスト以後は、教会が神の民として歩んでいます。神の民としての信仰共同体の形成は、歴史の中で終わりの日まで継続されていきます。そして共同体形成は、いつも不十分であり、完成には至りません。いつも課題があります。いつも形成途上にあります。
- 牧師を引退するということは、牧師として共同体形成に関わることから退くことになります。後に来る人にゆだねることになります。そして私は次の牧師に教会形成の務めをゆだねました。そして今は、自分にできることということで、インターネットにサイトを開設して、福音宣教に仕えることとしました。今日はネヘミヤの祈りを私の祈りとしたいと思いました。
☆与えられた導き
- ネヘミヤの自分の祈りとして祈る。