列王記上 11章26~43節
2017年5月1日
(内容)
神さまは預言者を通しヤロブアムに、ソロモンの王国のうち十の部族を与えると告げます。神はヤロブアムを王に選びます。そして神の道を歩むように命じます。
(黙想)
- 神は私たちをお選びになる方です。そして私たちに約束を命令を与える方です。神さまはイエス・キリストを信じる者に罪の赦しと永遠の命を約束し、信仰者としていかに生きるべきか、様々な戒めを与えられます。聖書には、様々な戒めが書かれています。何よりも神の道を歩むことを神は願われます。
- 神は自由に人間を選ぶ方です。私たちは信仰を持って生きるように神に選ばれ、洗礼を受けて信仰者になりました。神の選びは恵みの選びです。ヤロブアムもまた恵みによってイスラエルの王となるように神さまに選ばれました。そしてあなたをイスラエルの王とするとの神の約束を与えられました。やがて彼は王となります。恵みの選びをいただいたのです。
- 神の選びには約束と命令が伴います。私は信仰者となるように神に選ばれ、また牧師として奉仕するよう選ばれました。御言葉を宣べ伝える者とするとの神様の約束をいただいて、去る3月末まで、牧師として教会に仕えてきました。引退した今も、福音を伝える者とするとの神様の約束は続いていると信じます。
- 私が牧師として働いている時、神さまは導きを与えてくださり、御言葉に生きる信仰者を育成する使命を与えてくださいました。それ故、私は聖書を読んで神さまの御心に生きる信仰者を育成してきました。引退した今、自分自身が聖書を読み、神さまの御心に生きようとしていることを発信し、私から学んで聖書に言葉によって歩もうとしている人たちを励ますことは大事な働きであると考えています。そしてこれは神さまの選びに対する応答であると信じます。
(聖書に聞く)
☆神はどのようなお方か
- -神は人を介して語る方です。神は預言者アヒヤを通してヤロブアムに語りました。神は説教者を通し、時に信仰の友を通して語る方です。
- 神は人を選ぶ方です。神はヤロブラムを選び、イスラエルの王に立てます。ヤロブアムは有能な人物でした(28節)。彼は有能だから神さまに選ばれたのか、つまり選ばれる理由がヤロブアムにあったのでしょうか。有能な人ならほかにもいたと思われます。神さまが人を選ぶ時、神は選ぼうと思う者を選びます。神の選びは、神の自由な選びであり、人間の側に選ばれる理由、根拠、資格があるわけではないと考えます。神の選びは恵みの選びです。
- 神はお選びになったヤロブアムに約束と命令を与えます。神の命令は「イスラエルの王となれ」(37節)です。さらに38節には「神の戒めに従い、神の道を歩み、神の目に正しいことを行い掟と戒めを守れ」とあります。神の約束は「あなたのためにも堅固な家を建てる」。つまりヤロブアムの子孫が王国を受け継いでいくとの約束です。
☆神が求める人間の生き方
- (教え)神の戒めに従い、神の道を歩み、神の目に正しいことを行い掟と戒めを守る、これは信仰者が心がけるべきことです。
- (警告)上記のことを怠ることは、神を見捨てることです。人は、神さまを見捨てることがあるのです。神の道を歩まず、神の目に正しいことを行わず、神の戒めを守らない、これは神を見捨てることです。信仰者が神を見捨てることがあるのです。
- (教え)神さまに選ばれた者は、約束に伴う命令に従うという応答の責任があります。応答をしなければ約束は実現しません。
(与えられた導き)
- 今日も、自分のデボーションをブログに書く。
- 学びをしてデボーションをしている人たちのために祈る。
- 新たな学びの機会が与えられるように祈る。
- 聖書を読み、思いめぐらし、神の導きを得て実践する信仰生活が日本に広がるように祈る。