コロサイ書 1章13~14節

2020年5月9日

(内容)

  •  イエスを信じる者は、闇の権威のもとから御子の愛の王国の中に移された。そして私たちは罪の赦しのあがないを持っている。

(黙想)

  • ここには救いが二つの点から語られている。私たちは罪を赦すためのあがないを持っている。つまり私たちは罪の赦しを持っている。もう一つは、私たちは闇の権威・支配から御子の愛の支配下(王国)に移されている。
  • 闇の権威・支配。私たちに恐れを与え、私たちの存在を否定する支配である。死の恐怖を与える。さまざまな恐れを与える。恐れは私たちが自分の力で生きていこうとするときに生じる。自分の力は万全ではないので、私たちは不安や恐れを感じざるを得ない。あるいは自分という存在が欠けのある存在であり、そこに劣等感など、自分を受け入れることを困難にする感情を抱く。世間では、このような感情を抱くのは当たり前のこととされている。世間では、人は自分の力で生きていくもの、と考えられており、人の力は全能ではないので、恐れや、妬み、劣等感、色々な感情を抱く。悪魔は「自分の力に信頼しろ」とささやく。信頼できるのは自分だけ。闇の支配の中に置かれていることに人は気づかない。
  • イエスを信じる者は、闇の支配から解放されて、御子の愛の王国に移される。福音だ。でもこの福音がなかなか聞こえてこない。でも僕はこの福音で救われ生かされている。ありがたく感謝なことだ。罪の赦しを得ていても闇の力に左右されて生きている信仰者は少なくないと思う。
  • 今新型コロナの感染拡大の中で、感染した人への差別が起こっている。パチンコ店に行き、三密(密接、密集、密閉)による感染拡大に協力しない人がいる。危機の中で人間の持つ自己中心の罪があらわにされている。政府は対策が後手になっていても、自分たちのミスを認めてあらためることに遅い。自分の面子にこだわっているのだろう。面子、誇りに支配されている。これも闇の力の支配。救いがイエスのもとにあるのに、人はなかなか救いを求めようとしない。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方
  • <御父>父なる神は、私たちを闇の力から御子の支配へ移してくださる方。
  • <御子>御子は私たちを愛の支配の中に置いてくださる方。
☆神が私たちに求める生き方
  • <教え>イエス・キリストにより、私たちは贖われ、罪の赦しを得ている。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神、このコロサイ書の聖句には励ましを得ています。イエス・キリストによる救いの力を見る思いがします。私は御子の支配(王国)の中に置かれています。ありがたく感謝なことです。そして闇の支配から、闇のさまざまな力から私は救われてきました。死の恐れ、将来の不安、劣等感、妬み、他者批判、色々な罪から救われ、打ち勝ってくることができました。本当に感謝なことです。でもこのことを知らない信仰者も多いのが残念です。
  • 今日は、この救いの恵みをブログで証しをし伝えたいと思います。言葉を与えてくださるようにお願いします。
☆与えられた導き
  • ブログに救いの証しを書く。