ルカ福音書 7章1~10節

2018年5月4日

(内容)

  • 自分の部下が病気で死にかかっている百人隊長がいました。彼はイエス様のもとに使いを送り、助けを求めました。イエス様は彼の信仰に驚きました。

(黙想)

  • この物語は、マタイ、ヨハネ福音書にもあり、比較してみると、ルカ福音書の物語の特徴が分かります。以下のような特徴があります。
  1. 百人隊長は謙遜な人です。彼は、自分はイエス様を自分の家にお迎えできるようなものではないし、自分からイエス様のもとに伺うことさえふさわしくないと語ります(6~7節)。
  2. 彼はユダヤ人を愛し、ユダヤ人の会堂を建てたとあるので、おそらく会堂の礼拝に出席していたと思われます。そして律法を守るユダヤ人たちが異邦人と接することを避けていたのを知っていたと思われます。
  3. ユダヤ人が登場し、イエス様に百人隊長の願いに応えるよう執り成しをしています。
  • イエス様の言葉の権威、言い換えるとイエス様の権威を百人隊長は認めています。それは神の言葉の権威です。ヘブル書には「神の言葉は生きており、力を発揮し」とあります。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • (御子)6節。主イエスは憐れみ深い方。部下の病気のいやしを求める百人隊長の願いに応えています。これはイエス様の憐れみによります。
  • (御子)7節。イエス様の言葉には権威があり、力があります。
☆神が求める私たちの生き方
  • (模範)4~5節。ユダヤ人たちは百人隊長のためにイエス様に執り成しをしています。私たちにも、神さまに執り成すべき人が周囲にいるのではないでしょうか。
  • (模範)9節。百人隊長の、イエス様の権威を信じる信仰。
  • ルカ福音書の最後でイエス様の言葉に聞き従う人は賢い人とだとありました。イエス様の言葉に聞き従うのは、それが神の言葉であり、恵みの言葉だからです。私たちは恵みと信じてイエス様の言葉に聞き従います。百人隊長はイエス様の権威を信じました。イエス様がひと言、言葉を口に出せば百人隊長の部下が癒やされるとの信仰です。私たちも主イエスの言葉は神の言葉であり、恵みをもたらす権威ある言葉と信じて聞き従いたい。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父、百人隊長は、自分はイエス様を自分の家にお迎えできるものではないし、イエス様のもとに伺うことさえふさわしくないと語りました。私たちも百人隊長のようにふさわしさはありませんが、イエス様を主と仰ぎ、わが羊飼いとして従い、何でも打ち明け、願いを語ることができる者とされていると信じます。どんなことでも遠慮なく祈り求めることが許されていることを感謝します。
  • 今自分の体調のことで一つ気になることがあるので、祈ることにします。またユダヤ人たちの執り成しを模範とします。心に覚えている姉妹が今、夫と一緒に礼拝に出席していますので、彼女の夫が受洗に導かれるように祈ります。合わせて、礼拝に導かれるように、受洗に導かれるように祈っている人たちがいますので、今日は、この人たちのための執り成しの祈りもしたいと思います。
☆与えられた導き
  • 自分の体調のために祈る
  • とりなしの祈りをする。