列王記上18章1~15節
2017年6月5日
(内容)
神は干ばつを終わらせ、雨を降らせることにされました。この神のみ心を伝えるためにエリヤはアハブ王のもとに行くことを神に命じられます。アハブ王の臣下で主を畏れるオバドヤにエリヤは会いに行きます。そしてエリヤは「私はここにいる」との伝言をアハブに伝えるようオバドヤに語ります。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- 神はご計画をもって行動される方です。神はイスラエルの地に干ばつをもたらし、干ばつを終わらせます。神はアハブ王が干ばつの出来事を通して、神に立ち帰ることを期待していました。
☆神が求める私たちの生き方
- 神の前に正直になって自分の思いを伝えることは大切であり、許されています。たとい言い訳であっても、神さまはそれを聞いてくださいます。いつも正直に神さまに向き合うことが大切と教えられます。
- 今日の聖書において主を畏れるオバドヤは、「エリヤがこの場所であなたを待っています」とアハブ王に告げるようにエリヤから命じられました。オバドヤはエリヤの言葉に従うことにためらいを感じています。もし王を連れてきても、神の霊がエリヤを別な場所に連れ去るかもしれません。すると自分は王に無駄足を踏ませることになり、アハブ王は怒り自分を殺すかも知れないという恐れを抱いていることをエリヤに告げます。するとエリヤは「今日わたしはアハブの前に姿を現します」とオバドヤに語り、安心させます。神さまは私たちの不安の理解し、何らかの形で導きを与えてくださいます。
(神の導き)
☆黙想
- すべきことがあるのに、それを行うことにためらいを感じることがあります。ためらいを感じることに罪意識を感じて、ひとりで悩むことがあります。神さまは私たちの祈りに耳を傾けてくださいます。ためらいを感じていることを正直に神さまに伝えることができます。ひとりで悩むのではなく、神さまに自分の気持ちを伝えるとき、神さまは、答えてくださいます。
- 奈良に来てから、説教の奉仕をする機会を与えられました。三つの教会で説教をすることが許されました。信徒の方たちとの出会いで感じることがありました。それは牧会の課題になると思います。羊飼いは羊を連れて水のあるところ、草のあるところに連れて行き、羊を養います。信仰者を育てるとはどういうことなのか、考えさせられました。この課題は、多くの教会に見られる課題と私が考えているものです。この課題に直面して、すぐにどうするのか、こうすればよいと答えが出るわけではありません。おまけにわたしはもう引退した身です。
☆与えられた導き
- 自分の中にある気持ちをそのまま神さまに伝える。