ローズンゲンという言葉を御存じでしょうか?

ローズンゲンという言葉を御存じでしょうか。それは、日毎に選び出された旧新約聖書からの短い言葉を組みあわせた小さい聖句集のことです。もともとドイツの敬虔主義に属するヘルンフート兄弟団の編集したもので、すでに250年以上の歴史があります。わが国でも『日々の聖句』と題して、ベテスダ奉仕女の家出版部から、すでに1958年いらい邦訳が出されています。
ローズンゲンは、とくに聖書を愛する人々のあいだで好んで用いられています。短い聖句は、いわば日毎に親しく示される神の言葉として受け取ることもできます。じっさい、ローズンゲンの読者は、これらの日毎の聖句が、しばしば日々の生活の困難や問題に対してピッタリくるという驚くべき経験を、よく知っているのです。

(『御言葉はわたしの道の光』、宮田光雄著、新教出版社、p8)

*私が牧師として働いていた時、近隣の牧師でこれを使っている先生がいました。私自身は聖書全体を知るという意味で、ローズンゲンは使わず、聖書全体を読める聖書日課を提示する雑誌を使って日々聖書を読んでいます。ローズンゲンには原書版というか、旧約はヘブル語で、新約はギリシャ語で書かれたものがあります。ちなみに私はこれを一冊持っています。

 

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