マルコ福音書 1章35~39節 祈るイエス
2021年7月13日
(内容)
- イエスはガリラヤ中の会堂で宣教し、悪霊を追い出した。イエスは宣教のために出てきたと語る。
(黙想)
- イエスは宣教した。何を語ったのか。神の福音を宣べ伝えた(1:14)。そして「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と語った(1:15)。イエスがカファルナウムの会堂で教えられたとき、人々はイエスが権威ある者として教えられたことに驚いている。
- この段落は、イエスが何を教えたのかよりも、宣教するためにイエスはおいでになったことを強調している。イエス自身、自分は宣教するために来たと語る。ガリラヤ中の会堂に行かれたとある。自分は何のために生きるのか、宣教のためとイエスははっきりと語る。
- 悪霊を追い出したことは神の国が近づいたことのしるしと言える。イエスご自身は神の御支配を現実化し、神のご支配を目に見えるようにしている。
- そしてこの箇所でイエスは朝早く人里離れたところで祈っている。何を祈られたのか。イエスは祈りなしには御自分の働きはなしえないことを知っていた。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- <御子>御子イエスは、宣教のためにおいでになった。自分は何のために生きるのか、明確な意識を持っておられる。
☆神が私たちに求める生き方
- <教え>自分が何のために生きているのかをはっきりさせること。
- <模範>イエスは朝早くから祈っている。祈りなしにはご自分の働きはできないと知っている。私たちの働きもまた祈りなしにはできないのだ。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神さま、今日も聖書を思いめぐらすことができて感謝です。イエス様は宣教のために世に来たと明確に自覚しています。私は何のために世にいるのでしょうか。何のために生まれたのかは最初分かりませんでした。しかし信仰へ導かれ、福音を宣べ伝えるように導かれました。そして牧師として長い間、あなたに仕えてきました。福音を宣べ伝える働きをしてきました。あなたから使命を与えられ生かされてきたことを感謝します。
- そして今、私は牧師の働きからは引退しました。聖書を読み、何らかの形で福音を宣べ伝える働きに従事したいと今日まで歩んできました。年を取りましたので、働きには限界がありますが、しかしまだ福音宣教に役に立つことができると信じます。
- 天の父よ、支えて下さい。イエスは朝早くから人里離れたところで、あなたに祈りました。祈りなしには働きはできないと教えられます。今日は、私も私の働きのためにあなたに祈ります。
☆与えられた導き
- 働きのために祈る