マタイ福音書 6章19~21節 天に宝を積む

2024年2月24日

(内容)

  • 地上に富を積まず、天に富を積むようにとの教え。

(黙想)

  • 以前の口語訳聖書では、地上に宝をたくわえず、天に宝をたくわえなさいとある。
  • キリスト者はこの世に生きる。この世には人間の心を魅了するものが沢山ある。富、権力、名誉、身分、人の賞賛などは人の心を惹きつける。人は何を大切にして生きるかの価値観が人それぞれにある。
  • 地上の富は、虫が食ったり、さび付いたりするし、盗まれたりするとある。地上の富の価値は、いつどうなるか分からないことを教える。生涯をかけて追求しても裏切られ、人生をむだに過ごしたと悔いる時が来る。この世に属するものを大切にするなと教えられる。
  • 「あなたの富のあるところにあなたの心もあるのだ」。人間、心で何を求め、何を考え、何を大事にするのか、それが行動となって表れてくる。自分の振る舞いを観察すれば、自分が何を大切にしているのか分かる。
  • 地上の富を求めるのではなく、富は天に積みなさいと教えられる。

ヨハネ一 2:17
世も世にある欲も、過ぎ去って行きます。しかし、神の御心を行う人は永遠に生き続けます。

  • 富を天に積むとは、信仰を大切にして生きることを教える。たとえば、神を愛し、隣人を愛することを第一にして生きること。生きるのも主のため、死ぬのも主のためとして生きること。
  • 『キリストにはかえられません』という歌がある。そこには人の心を惹くものとして、世の宝、富、有名な人になること、人のほめる言葉、いかに美しいものがあげられ、世の楽しみよ去れ、世の誉れよ行け、と歌われる。キリストこそ私たちが求めるものと歌われる。

(聖書に聞く)

☆神が私たちに求める生き方
  • <勧め>今、自分の心が何を大事にしているのか、心を探ってみる。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、今日も聖書を読むことができ感謝します。天に宝を積むように教えられました。「あなたの富のあるところに、あなたの心もある」と教えられました。
  • 今自分の心はどこに向いているのか振り返ります。今、私の心は、聖書を学ぶことを喜びとしています。また自分の人生の終わりを意識して、御国に向かう歩みをすることを大切にしています。天に宝を積む歩みをしているのではないかと考えます。あなたが私の歩みを導いてくださっていると信じます。
  • 御国に向かう歩みをさらに続けます。特に健康を支えてくださるように祈りたいと思います。私と妻の健康も、今日、そして明日もお守りくださるように祈ります。また日々、聖書に親しむことができるように祈ります。導いてください。
☆与えられた導き
  • 日々聖書を読む生活ができるように祈る
  • 日々の健康を祈る