詩編1編 神を愛する者の幸い
2023年3月14日
(内容)
- 神に逆らう人と神の教えに従う人の対比が示され、神の教えに従う幸いが歌われている。
(黙想)
- 神の教えを愛し、従う人は幸いであると歌われる。3節には、主の教えを愛する人は、何をしても繁栄する、うまく行くと書かれている。
- しかし聖書には、悪人がなぜ繁栄し、正しい人がなぜ苦しむのかとの問いを神に投げかける箇所もある。神を信じれば何でもうまく行くという単純な教えと受けとめるわけにはいかない。
- しかし、信仰に生きる者として、主の教えを愛して生きる人は祝福されるということは信ずべきことと思う。
- 神の祝福とは、目に見えるものとは限らない。物質的な豊かさとは限らない。人間が望むような幸福とは限らない。神の祝福とは、神との交わりに生きる者の幸いであり、これは誰も邪魔することができない。迫害の中にあっても、病の中にあっても、貧しさの中にあっても、神との交わりに生きる幸いを誰も邪魔することはできない。
- 詩編を読めば、困難の中にあって、神の助けを求め、嘆き訴える言葉も書かれている。
- 神の教えを愛するとは、神の教えを守ることを優先するということではない。神を愛することが先決である。神を愛するから神の教えを守るのであり、そこには神との交わりがある。律法主義は、教えを守ることに重点を置く。神の教えを守るが、神との交わりという意識は薄まる。神の教えを守る自分が誇らしいのである。
- 神に逆らうという言葉が繰り返し出てくる。神に逆らう者は、自分の思いに従って生きる人である。必ずしも悪を行う人とは限らない。自分の思いに従って生きる人は皆、神に逆らう人である。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- <御父>6節。神に従う人の歩みに目を留めてくださる方。
☆神が私たちに求める生き方
- <勧め>神を愛し、主の教えを愛すること。教えに従い、神に従う歩みをすること。
- <警告>自分の思いに流され、神に逆らうようなことがあってはならない。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神さま、あなたを愛することを思います。聖書は心を尽くし、力を尽くしあなたを愛することを教えます。しかしあなたに愛されていることを知らない人はあなたを愛することはできません。あなたに愛されていることを知ることは何よりも大切だと思います。
- あなたの愛をどう受けとめるのか、今の私の課題です。聖書からどのようにあなたの愛を知ることができるのか、探求することが課題です。今、ブログでも、神の愛を知るというテーマで私がどのようにあなたの愛を受けとめているのかを書いていますが、今一度思いめぐらし、私があなたの愛を受けとめる点を列挙してみたいと思います。導いてください。
☆与えられた導き
- 神の愛をどこで感じるのかを列挙する。