ルカ福音書 8章19~21節
2018年5月19日
(内容)
- イエス様のところにイエス様の母と兄弟たちが来ました。そのことをイエスに告げるとイエス様は、「わたしの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」とお答えになりました。
(黙想)
- イエス様は、自分の母、兄弟たちを自分の母ではない、兄弟ではないと否定されたわけではありません。肉親は肉親です。でもイエス様は、肉親という血のつながりようもさらに深い絆のあることを教えられました。それは神の言葉を聞いて行う人たちです。この人たちは、イエス様の母、兄弟であると言われます。神の言葉を聞いて行う人は、イエス様と共に神の家族の一員です。
- 私たちは洗礼を受け、信仰者になりました。信仰者とは、神を父と呼ぶ、神の家族の一員です。その特徴は、神の言葉を聞いて行うことにあります。信仰者のアイデンティティー、それは神の言葉を聞いて行うことにあります。私たちはこの神の家族の一員となるように招かれています。ですからこの招きに答え、神の家族の一員として歩んでいきたいと思います。イエス様と霊的兄弟関係にある、それが私たちクリスチャンです。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- (御子)御子イエス様は、私たちの長兄です。
- *パウロは、ローマの信徒への手紙8章で、「神は前もって知っておられた者たちを、御子の姿に似たものにしようとあらかじめ定められました。それは、御子が多くの兄弟の中で長子となられるためです」と書いています(8:29).。信仰者はイエス様を長兄と仰ぎ、神の言葉を聞いて行う中で、イエス様に似た者になることを教えられます。
☆神が求める私たちの生き方
- (教え)神の言葉を聞いて行う人は、イエス様と兄弟の関係にある。イエス様と深く結ばれた関係に置かれている。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神、私はイエスとの親密な交わりの中を歩みたいと願ってきました。でも具体的にどうしたら、イエス様との親密な関係に入るのかわからないでいました。イエス様を主と仰ぎ、イエス様に従う歩みを志していますが、イエス様との親密さを感じることはできませんでした。イエス様との親密な関係、それは霊的な関係なので、何か、感覚的に感じるというものではないことを教えられます。イエス様も父なる神様のみ心に従って歩まれましたから、神の言葉を聞いて行う歩みの中で、私たちはイエス様の歩みに共感を覚えるのではないでしょうか。共感を覚えればまた、イエス様を模範として歩む志も深まります。イエス様とのつながりが深まっていきます。
- イエス様との親密さをどう覚えるのか、分かりませんが、ディボーションを続ける中で、イエス様との親しい関係の中にあることを信じていきたいと思います。神の言葉を行う、この点で、イエス様に似た者になることを願います。イエス様は、長兄として、私たちのことを覚えてくださり、顧みてくださり、愛してくださることを信じます。ディボーションを行えることを感謝し、続けてディボーションを行っていきたいと思います。ディボーションの充実のために、聖書を読むときに、神さまのみ声を深く聴きとることができるように願います。
☆与えられた導き
- ディボーションをするとき、少しでも深く、神のみ声を聴くことができるように祈ることにする。