ヨハネ福音書13章31～35節

2020年1月21日

（内容）

• イエスは、自分が世を去ることを告げる。世を去るといっても父なる神のもとに帰るので、そこに弟子たちは行くことができない。そのことを伝えた上で、弟子たちに新しい掟を与えられる。「互いに愛し合いなさい」。

（黙想）

• 父なる神とイエスが互いに栄光を与え、受けるという関係にあることをイエスは述べる。ヨハネ福音書には「栄光」という言葉が多く出てくる。イエスは、なぜ栄光という言葉を多く用いて語っているのだろうか。研究課題。
• イエスはご自分がこの世界に遣わされ、その使命を全うすることにおいて神に栄光を帰し、神は栄光を受けられる。神はイエスをこの世に遣わし、イエス様の働きを導き、イエスがメシアであることを証しされ、イエスに栄光を与えられた。
• これは私たちが神に様に仕え、神に栄光を帰すように、神は私たちに栄光を与えてくださることを意味しているのではないか。私たちの栄光とは、個人的には「栄光から栄光へと主と同じ姿に変えられていく」（コリント二3:18）ことであり、教会に仕える喜びであると考える。
• 互いに愛し合いなさい、との掟をイエスは弟子たちに与える。弟子たちが互いに愛し合う根拠は、イエスに愛されているからである。説教者として「互いに愛し際なさい」と説教するとき、自分はどのようにイエスに愛されているかの証しは説教に説得力を加える。イエスの愛は、聖書に証しされており、信仰者の主観的な思いとは異なる。どんな風に聖書に証しされているイエス様の愛を感じているか、それが大事となる。ペトロはおそらくイエスを裏切ったことに対する赦しにイエスの愛を感じているにちがいない。
• 私たちは互いに愛し合うのである。愛し合うとは具体的にどのようなことなのか、それは聖書に具体的に色々書かれている。互いに赦し合いなさい、互いに相手をすぐれた者と思いなさい、・・・。

（聖書に聞く）

☆神はいかなる方か

• （御父）父なる神はイエスに栄光を与えられる方。そして信仰に生きる私たちに栄光を与える方。
• （御子）御子イエスは神に従い忠実に歩まれ、神に栄光を与えられた方。私たちも信仰に歩み神に栄光を帰す。私たちが神に栄光を帰すとは、私たちが神さまを畏れ敬う歩みをすること。それによってまことの神がおられることを証しすることになる。この証しこそ、神の栄光を現すものである。

☆神が私たちに求める生き方

• （模範）イエスは、愛することの模範である。イエスは弟子たちを愛し抜き、弟子たちの足を洗われた。仕える者として歩まれた。
• （命令）弟子たちは互いに愛し合う。家族が互いに愛し合う。教会の中で信徒が互いに愛し合う。

（神の導き）

☆祈り

• 天の父なる神さま、今日の聖書で一番印象に残ったのは、「わたしがあなたがたを愛したように」です。そして思います。「わたしはどのようにイエスに愛されているのか」です。それを証しの言葉として残したいと思いました。以前、ブログに少し書いた記憶がありますが、再度確認したいと思います。それだけでなく、深く思いめぐらし、イエス様の愛を確認したいと思います。結果はブログに書くこととします。

☆与えられた導き

• イエスに愛されている証しをブログに書く