ヨハネ福音書 5章19~30節

2019年7月11日

(内容)

  • イエスはご自分がいかなる方かを語る。父から示されたことを行う、与えたいと思う者に命を与える。イエスの言葉を聞いてイエスを遣わした方を信じる者は永遠の命を得る。また、死から命へ移っている。

(黙想)

  • ヨハネは、ここでイエスが誰かを語る。イエスには神の子であるとの自覚があり、自分のことを「子」という。神を「父」と呼ぶ。イエスはただの人間ではない。人となられた神であり、父なる神とは、父と子の関係にある。
  • 子は父のなさることを見て、それを行う。父は子を愛してなすべきことを示される。示されたことを子は行う。イエスの行動は父なる神の御心と一致している。
  • 20~21節。大いなる業として父は死者を復活させて命を与える。そして子も与えたい者に命を与えるとの言明がなされる。ここにはイエスの復活が想定とされている。ヨハネ福音書は、イエスの働きを時系列で述べるのではなく、イエスの行ったしるしをもとに、イエスが誰かを語ろうとしている。
  • 24~25節。イエスの言葉を聞いて、イエスをお遣わしになった方を信じる者は永遠の命を得る。また裁かれることなく、死から命へ移っている。死んだ者が神の子の声を聞くときが来る。今やその時である。その声を聞く者は生きる。
  • イエスは信じる者に命を与える方として描かれている。イエスの言葉を聞いて神を信じる者は命を与えられる。そして生きる。死んだ者が神の子の声を聞くことによって生きる。つまりイエスの声を聞く人は死んでいる。イエスの言葉を聞いて信じる者は死から命に移る。
  • 言い換えるとイエスを信じる以前の我々も死んでいたことになる。イエスを信じ、生きる者となった。このような自覚があるだろうか。
  • 命を与えられるとはどういうことだろうか。僕は命を得たのか。僕は命を与えられた。信仰を持つ以前の僕は、死の恐れと空しさの中にいた。生きる意味も生き甲斐もなかった。一時の喜びでごまかしごまかし生きていた。つまり死んでいた。
  • 信仰を得て、神の言葉によって生きることを知った。神の言葉は命の言葉。僕は今、命を与えられて生きている、死から生は移っている。そして神さまは、命の言葉を伝えるように、僕を伝道者にしてくださった。このうえもない感謝である。
  • しかし命の言葉を知らない人が多いし、イエスの言葉を聞いても信じないユダヤ人がいたように、今日でも聞いても信じない人はいる。でも大切なことは、信じてもらえるように語っていくことである。語る者の言葉にリアリティーがあること、説得力があることが大切だ。説得力のある言葉とは、証しの言葉。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • (御父)20節。父なる神は子であるイエスを愛し、なすべきことを示される方。
  • (御子)19節。父によって示されたことを行う方。父の御心を示す方。
  • (御父)21節。死者を復活させて命を与える方
  • (御子)21節。与えたいと思う者に命を与える方。
  • (約束)24節。イエスの言葉を聞いて、父なる神を信じる者は永遠の命を与えられる。
  • (約束)25節。神の子の声を聞くと死んだ者は生きる。
☆神が私たちに求める生き方
  • (教え)25節。死んだ者が神の子の声を聞くと生きるようになる。
    私たちは今生きているのだろうか。神の子の声を聞く以前の状態は死んでいたのであろうか。

(神の導き)

☆祈り
  •  天の父なる神さま、今日の聖書を読んで、私はあなたを信じ、永遠の命を与えられ、死から生へ移されていることを思い起こしました。信仰を持つ以前の私には希望もありませんでしたが、信仰を得て、そして牧師へと召され、自分の生き意味もはっきりし、生きる者とされていることを感謝するものです。
  • 信仰を得て40年の歩みをしてきましたが、心の底にはいつも喜びがあり、感謝な歩みをすることができました。感謝です。
  • あなたを知らず、イエス様を知らず、自分が死んだ者であることに気づかずにいる人たちが沢山います。福音を伝える使命の切なること、大いなることを思います。しかし同時に考えさせられることが多いです。
  • しばらく前から、私はリバイバルに関心を持つようになりました。そしてこの日本にもリバイバルが起きてほしいと願っています。リバイバルが何か、その実際は分かりません。それでリバイバルに関する本を読みたいと思っています。古本で高価になっているのでためらいを感じています。原書の英語だと半額です。どうしたものかと思案をしています。読む速度から言えば圧倒的に日本語の本がいいです。安く買えないか、ネットで調べてみることにします。
☆与えられた導き
  • リバイバルに関する本をネットで調べる。
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新刊を販売するキリスト教書店にはなかった。品切れ。
ネットで調べたが amazon のみ。高価格。
一昨日東京に行ったので、待震堂に行ったがなかった。
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