ヨハネ福音書 5章1~9節

2019年7月3日

(内容)

  • イエス様は、ベトサダの池で、38年間病気で苦しんでいる人を見て声をかけた。「よくなりたいか」。病人は自分の思いを語った。イエスの指示に従うと彼はいやされた。

(黙想)

  •  病人のいやしの奇跡、これもまたイエスが誰かを示すしるしである。10節以降でイエスが誰かが明らかにされていく。
  • イエスは38年間も苦しんでいる病人を目に留め、長い間病気であることを知った。彼は自分を助けてくれる人がいないと嘆いたが、彼のことを深く心に留めてくれる友人や知人はいなかったように思われる。しかしイエスは彼に目を留められ、「よくなりたいのか」と彼の気持ちを聞いた。彼に治りたいとの思いがるのを聞いて、「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい」と命じられた。彼が指示に従うと病気は癒やされた。
  • 私たちの願いに対して、イエス様が指示を与えてくださり、その指示に従うとき願いが実現するというパターンを見いだすことができる。これは他の福音書にもよく出てくるパターンである。私たちの願いに対してイエス様が何というか、聞くことは、願いがかなうために必要なことではないか。
  • もしイエスが僕に目を留めたら何と言われるのだろうか。聞きたい思いがする。病気とか問題とか、個人的に解決すべき事があるわけではない。引退はしたが福音宣教にささやかでも力を尽くしたいと願っている僕に何と言われるのだろうか。それを聞いてみたい思いがする。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • (御子)5節。38年間も病気の人を見て、彼の苦しみを知られた。イエスは私たちのことも知っておられる方である。
  • (御子)5節。イエスは救いを与える方である。
☆神が私たちに求める生き方
  • (模範)救いのみ手を延べてくださるみ手をしっかり握ること。イエスの指示に従うこと。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、イエス様は病人に目を留め、彼の思いを受けとめられました。そして病人が治りたいとの意思を持っているかどうか確かめられました。意思を確認したら、「起き上がりなさい」と病人に指示しました。病人はその指示に従いいやされました。
  • いつも礼拝に出席している女性の求道者を思います。礼拝に出席していることは、信じたいとの思いを持っていることを示しています。何かきっかけがあれば、そしてそれに従えば信じることができるようになるのではないかと思いました。私も求道の時を過ごしました。ある日の説教を聞いて、洗礼への促しを与えられたことを思い出します。
  • 求道者の方にイエス様は何と言われるのでしょうか。日曜毎の説教でイエス様は彼女に働きかけておられると考えることができますね。とすれば、明確なメッセージをもってイエス様が働きかけてくださり、彼女が応答するように祈りたいと思います。
  • また私自身に対して、イエス様は何を語られるのかと思います。これは祈りの中で、イエス様に聞くこととします。
☆与えられた導き
  • 求道者の姉妹のための祈り
  • 自分に対するイエスの語りかけを聞く祈りをする。