ルカ福音書 12章29~34節
2018年8月28日
(内容)
- 神の国を求め、天に宝を積みなさいとイエス様は命じられます。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- (御父)30節。天の父は、私たちが必要とするものをご存じです。それを私たちに与えてくださる方です。
- (御父)31節。天の父なる神は、喜んで神の国をくださる方です。神の国とは神の御支配を意味します。つまり神の国を求める者には、神さまは神の国を与えてくださいます。言い換えれば、神のご支配の中に招き、生かしてくださるということです。
- (御父)32節。神さまは「恐れるな」と語り、私たちを励ましてくださるお方です。
☆神が求める私たちの生き方
- (命令)29節。何を食べようか、何を飲もうかと考えることを禁じられます。考えれば思い煩うからです。
- 考えてはいけないと言われても考えたくなるのが人間です。そこで、何を食べようか、何を飲もうか、つまり生活で必要となるものについて思い悩み始めたときは、別のことを考えます。あるいは祈ります。人間は同時に二つのことを考えることはできません。神の国を求めることを考えます。神の国を求めて祈ります。そうすれば、31節の神さまの約束に頼ることができます。
- (約束)31節。私たちが神の国を求めるなら、神さまは、私たちが必要とするものを与えてくださると約束してくださいます。
- (命令)33節。富を天に積むことが命じられます。狭い意味では、富を天に積むとは、施しをすることです。私たちの持ち物は限られていますから、わたしたちができる施しには限界があります。「尽きることのない富」とあるので、富とは、施しだけではないことが分かります。私たちが何のために生きているのか、神さまに仕えるという目的で普段の生活を生きることが天に富を積むことと考えます。証の生活です。
- (教え)34節。富のあるところに心もあると教えられます。それと同時に心が変われば、富も変わります。自分のために生きるところから、神のために生きる、神さまの御支配を信じてその中を生きることに生きる目標を変えれば、私たちの歩みは天に富を積む歩みとなります。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神さま、あなたは求める者に神の国を与えてくださると約束してくださいました。自分の力で自分の生活を何とかしようと思い悩むのではなく、神さまの御支配を信じ、ご支配の中を生きればよいのだと教えられます。神さまの導きをいただけば、そのことを私たちは感謝し、神さまをたたえることができ、神さまを証しすることができます。日々の歩みの中で神さまの導きを見ることができるなら何と幸いなことでしょうか。
- 先日結婚式に出席するために東京へ行ってきました。実に沢山の人がいました。日曜日の午前中、教会では礼拝が献げられているとき、沢山の人が電車の中にいました。外を歩いていました。神さまなど信じなくても私は生きていける、と暗黙のうちに語っているように見えました。人々の暗黙の声に圧倒されるような思いもしました。しかし今日の聖書にあるように、人々は、思い悩みの中にあるのだと思います。何を着ようか、何を食べようか、何をしたら、幸せになれるのだろうか、あれが足りない、これが足りない、どうしようか、さまざまな思い悩みの中にいるのだろうと思います。でも信仰に入れば、重い悩みから解放されて生きることができます。そのことを知らないのです。
- 日本という異教の地にある人たちが、あなたを知ることができたらと切に思わされます。伝える人がいなければ、聞くことはできず、聞くことができなければ信じることもできませんね。伝える人がもっと増えればと思います。
- 今日も小さな富を天に積むことにします。今日は、信仰者が、信仰者の交わりの中で証しを語り合い、証しをする訓練を積むことが伝道につながることを文章化し、ブログに書きたいと思います。伝道はむずかしくないことを伝えたいと思います。
☆与えられた導き
- 伝道についての一文をブログに書く