ルカ福音書 2章1~21節
2018年3月17日
(内容)
- マリアがユダヤのベツレヘムの町で出産したこと、野宿している羊飼いたちに天使が救い主の誕生を知らせたこと、さらに羊飼いたちが生まれたばかりの救い主を捜し当てたこと、羊飼いを通して聞いた天使の言葉をマリアは心に留め思いめぐらしていたことが語られています。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- (御父)神は預言を実現される方である。マタイ福音書では、ベツレヘムに救い主が誕生することは預言者ミカの預言の成就と書いている。
- (御父)ルカは、ヨセフとマリアがベツレヘムに行った次第をローマ皇帝が住民登録の勅令を出したことによると書いています。神はこの世の出来事を用いて、み心(この場合は預言の成就)を行われる方です。
- (御父)神はしるしを与え、確信を与える方。神はなぜ羊飼いたちに救い主誕生を知らせたのでしょうか。それはマリアに確信を与えるためではなかったかと考えます。マリアは羊飼いたちの話を聞き、生まれた子は、以前天使ガブリエルが告げたとおりの人物になることを確認したのではないかと考えます。
☆神が求める私たちの生き方
- (模範)天使たちのメッセージに応答するという姿勢は模範です。羊飼いたちは救い主の誕生というメッセージを天使から聞きました。天使は、その子を探しなさいとは命じていません。しかし羊飼いたちは天使のメッセージに応答して捜しに行きました。そして探し当て、天使の語ったとおりであったので、神を賛美しました。
- 日曜に礼拝で説教を聞き、また日々聖書を読む時、そこから聴き取ったことに応答することの大切さを教えられます。聞きっぱなし、読みっぱなしにしないこと。応答する時、自分が聞いたことが真実であると知らされ、神様を讃えるようになるとするなら、それは素晴らしいことです。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父、私たちの生活の中で色々なことが起きます。その中に、私たちはあなたの働きを見ることができると信じます。引退した身ではありますが、この4月から来年の3月まで、毎月2回の説教奉仕の務めが与えられました。あなたが私を用いてくださると信じ、感謝し、このような務めを与えてくださったあなたを讃えます。あなたは私を通して何をされようとするのでしょうか。
- 与えられた説教奉仕において、一貫したメッセージ(福音)を伝えたいと願います。福音を解放の喜びと位置づけ、罪や死からの解放、思い煩いや劣等感からの解放、自分を縛る様々な思いからの解放など、キリスト者の自由を伝えたいと思います。
- 説教奉仕をする教会がどんな教会か、まだ分かりません。今考えているテーマが適切かどうかは、今は分かりません。まずはその教会の礼拝に出席して教会の雰囲気を敏感に感じとりたいと思います。いずれにせよ、どんなメッセージが語るにふさわしいのか教えてください。
☆与えられた導き
- 説教で語るべきメッセージ・テーマを与えてくださいと神に祈る。
- 4月の最初の説教奉仕の日、感覚を研ぎ澄まし、教会の雰囲気を知ることができるように祈る。