フィリピの信徒への手紙 4章15~20

2019年5月7日

(内容)

  • パウロはフィリピ教会が物質的援助でパウロの宣教を支えたことを喜んでいる。その援助は神が喜ばれるいけにえであると語り、最後に神は必要を満たす神であると援助する教会を励ましている。

(黙想)

  • パウロはフィリピ教会の人たちがパウロの宣教に対して物質的支援をしてくれたことに対して直接的な感謝を表しているようには見えない。パウロは個人的な思いを述べているようには思えない。むしろフィリピ教会の人たちの支援は、神が喜んでくださるいけにえだと語る。これはフィリピ教会にとって励ましとなる言葉である。献げるフィリピ教会に対して、神さまは必要を満たす方であると励ましの言葉を語る。
  • 僕も宣教の働きをする個人やNPO法人に寄付をしている。聖書には寄付をすることは大切な働きと勧めがなされている。僕は有り余るお金の中から寄付をしているわけではなく、やりくりをしながらしている。「感謝します」とお礼を言われるよりも、神が喜んでくださるいけにえです、と言われる方が格段にうれしい気持ちがした。
  • 神はすべての必要を満たしてくださる方であるとの聖書の言葉は、牧師生活の中で支えとなった言葉だった。神さまの約束の言葉として受けとめ、約束に信頼して歩むことができたことは感謝なことだった。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • (御父)19節。私たちの必要を満たしてくださる方。
☆神が私たちに求める生き方
  • (励まし)18節。物質的な支援は神の喜ばれるいけにえとの言葉は、支援する者には励ましの言葉となる。
  • (教え)15節。支援することは、働きに参加することである。一人の人間は多くの働きができるわけでもない。支援はその働きに参加することであるとの言葉は励みとなる。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、宣教の働きに支援することは、その働きに参加することであり、また神さまの喜ばれるいけにえであるとの言葉は励みになります。あるNPO法人からの活動報告と寄付の依頼の手紙が届いています。寄付に応じることにしていましたが連休があり、まだ実際の手続きはしていませんでした。しかし今日、この聖書を読み、新たな思いで寄付できることをうれしく思いました。今日、郵便振込で送金することにします。
  • 今日の聖書にあった、「わたしの神は、・・・あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださいます」の言葉は、神さまの約束の言葉として受けとめ、あなたが必要を満たしてくださると信じて歩みました。また実際にあなたは私の満たしてくださいました。感謝です。パウロが「私たちの父である神に、栄光が世々限りなくありますように」と祈っていますが、私もこの祈りを祈りたいと思いました。神さまに感謝をささげる時、この祈りを一緒に祈ることはいいなと思いました。
  • 今日は、あなたが必要を満たしてくださったことを思い起こし、今一度感謝し、あなたに栄光がありますようにと祈ります。
☆与えられた導き
  • NPO法人への寄付をする。
  • 感謝を献げ、神に栄光があるようにと祈る。