フィリピの信徒への手紙 2章12~18節
2019年1月8日
(内容)
- パウロは、よこしまな曲がった時代の中にあって、非のうちどころのない神の子として、世にあって星のように輝き、命の言葉をしっかり保つ人となるように勧める。
(聖書を読む)
☆神はいかなる方か
- (御父)13節。私たちのうちに働き、望みをおこされ、導く方。
☆神さまが私たちに求める生き方
- (勧め)12節。神さまに従順となり、自分の救いを達成するように努める。
- (勧め)14節。何事も不平や理屈を言わないで行うこと。
- (約束)15節。とがめられるところのない清い者となり非のうちどころのない神の子として、世にあって星のように輝く。命の言葉をしっかり保つ。
(黙想)
- 自分の救いを達成するようにとの勧めがなされます。自分の救いを達成する、それはこの箇所では、何事も不平や理屈を言わずに行い、その結果、とがめられるところのない清い者となり、非のうちどころのない神の子となることを意味していると考えます。
- 不平や理屈を言わないで物事を行うことの結果の素晴らしさが描かれています。神さまに従順に生きる時、とがめられるところのない清い者となり、非のうちどころのない神の子とされる、との約束が与えられています。
- フィリピの信徒の人たちが上に述べたように生きる時、使徒パウロ、牧会者パウロは喜びます。まずは、不平を理屈を言わずに、神さまに従順に物事に取り組むことが勧められています。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神さま、何事も不平や理屈を行わずに行いなさいとあります。その結果は素晴らしいものなんですね。清い者、非のうちどころのない神の子として世に輝くとあります。しかし日々の生活の中で、不平や理屈を言わずに行うことは簡単なことではないことを思います。自分の思い通りにならないことが多く、つい不平を言ったり、理屈を言ったりしがちな私たちです。
- 最近、無牧の教会支援でロマ書で説教をしています。私たちは果たして福音を知っているのだろうかとの思いに駆られます。説教準備である本を参考にしていますが、福音とは何かを深く教えられます。福音が何であるのか、知って欲しいとの思いで説教をしています。その本の著者自身、本の中で、福音を伝えたいとの思いを表明しています。
- 牧師の務めを引退しましたが、なお福音を伝えたいとの思いは、あなたがわたしの内に働いておこしてくださったものと信じます。福音とは何か、それを明確にして宣べ伝えることはいつの時代でも教会の課題であることを思います。それ故、現実に不平や批判を抱くことなく、自分にできることをしていけばよいと知らされます。何よりも私自身が福音とは何かを明確に把握すること、それが急務ですね。今の自分の第一の課題は、ロイドジョンズのロマ書講解の本を読んで、自分の福音理解を確かにすることと考えます。それ故、今日も読みます。引退したから、時間に少しゆとりができて、学べることを感謝します。死ぬ前までに聖書が伝える福音が何か、明確に理解することができるように導いてください。
☆与えられた導き
- ロイドジョンズのロマ書講解の本を読む。